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上沼垂運転区165系

■沿革

新宿駅停車中のM5編成
新宿駅で発車を待つM5編成

1994年12月改正で上越線越後中里、信越本線直江津以北の運用が設定されたものの、翌1995年12月改正で115系化された。この改正では急行「赤倉」、快速「ムーンライト」(当時。後のムーンライトえちご)の間合いの普通列車運用が無くなった。
同時に赤倉用に整備された
A編成が引退し、以後「赤倉」はムーンライト用M編成で運行されるようになる。その為、週末に「ムーンライト」が増結されると車両が不足し、「赤倉」には湘南色のK編成がよく充当され、ファンを魅了しつつも一般客には煙たがられていた。

1996年3月改正で“大垣夜行”が快速「ムーンライトながら」へと車種変更(165系11両→373系9両)が実施されたのに合わせ、「ムーンライト」も「ムーンライトえちご」に改称される。後にヘッドマークが用意され、運用終了までそのスタイルが続く。

一方の急行「赤倉」は1997年9月頃から“有終の美”の意味合いからかK1編成が主に運用され、K2,3編成にも惜別ヘッドマークを付けて運行された。北陸新幹線開業に伴う横川〜軽井沢の廃止及び軽井沢〜篠ノ井間の第三セクター化によって信越本線が分断された1997年10月改正で、急行「赤倉」は485系・183系特急「みのり」3往復に格上げ・増発された。しかしその後の「みのり」は2往復へ減便され、最終的には利用低迷で廃止となった(長野〜直江津は快速「信越リレー妙高号」となったが、これも後に普通列車化される)。

一番最後まで残された定期運用の「ムーンライトえちご」も2003.05.01を以って485系K編成に置き換えとなり、JR線上から165系の定期運用は消滅した。その後、発祥の地である上越線(越後湯沢〜長岡)で臨時快速「こころ」として運行されたが、2003.09.28の営業運転を最後に本線上から完全に姿を消した。

■M編成

◆全車ATS-P装備、PS23換装済、車体更新工事施行済

M1

Mc76+M'823 1965.04.09、新製 日本車輌→浦和
1965.04.12 転属 大垣
1965.07.16 転属 松本
1986.11.05 転属 上沼垂
1986年11月改正で急行<アルプス>が夜行を残し廃止となった際に転属してきた編成。
松本時代に前面強化と合わせ、シールドビーム化を長野工場で1979年に施工している。
Mc車運転台上部の箱型ベンチレーターは上沼垂区生え抜き車では雪による目詰まり防止を目的として撤去が行われているが、M1は存置されている。
また、リクライニングシートは分厚いもの(背面テーブルも装備)を装備し、FRP製の荷棚と合わせて豪華な印象を受ける編成(M編成では1番豪華!)。
Tc105 1965.05.18 新製 汽車製造→松本
1986.11.05 転属 上沼垂
M2

Mc100+M'64 1965.04.28 新製 汽車製造→新潟
1986.11.01 転属 上沼垂

上沼垂所生え抜き編成(にも関わらずMc車の箱型ベンチレーターが撤去されていない)で、ムーンライト用に更新された最初の編成。Tcのみ元冷房準備車。
当初はクリーム地にピンクと黄緑の帯を入れ、ATS-Pも搭載していなかった(現在は搭載済み)。1991年に統一カラーに変更されている。
洗面所がオリジナルタイプの見付けを向上させたタイプ、荷棚もステンレスパイプ、座席もバケットではなく、他の編成と比べると格落ちの印象がぬぐえない。

※2003.09.02廃車

Tc166 1968.09.04 新製 川崎車輌→大垣
1969.05.23 転属 宮原
1972.02.02 転属 新潟
1986.11.01 転属 上沼垂
M3

Mc101+M'65 1965.04.28 新製 汽車製造→新潟
1986.11.01 転属 上沼垂

上沼垂所生え抜き編成で、Mc車の箱型ベンチレーターが撤去されている。M編成としては標準的な編成。

※2003.09.02廃車

Tc99 1965.05.18 新製 川崎車輌→新潟
1986.11.01 転属 上沼垂
M4

Mc102+M'66 1965.05.18 新製 汽車製造→新潟
1986.11.01 転属 上沼垂

M3同様、上沼垂区生え抜き編成。Tc車が元冷房準備車である以外に特筆すべき点はない。座席は非バケットシートのものを使用していた(→1999年交換)。

※2003.04.15廃車

Tc170 1968.09.10 新製 川崎車輌→大垣
1969.06.12 転属 宮原
1972.02.16 転属 新潟
1986.11.01 転属 上沼垂
M5 Mc130+M'853+Tc195

 

1969.05.27 新製 日本車両→津田沼
1972.07.15 転属 幕張
1982.11.11 転属 新潟
1986.11.01 転属 上沼垂

M5.M6は1982年11月改正時の房総急行全廃に伴って幕張電車区から転属してきた編成。
新製冷房車でCPがC-2000を搭載しているタイプなので、他の編成と併結すると、楽しい音を奏でる(C-1000のヴォコヴォコの二重奏とC-2000のデケデケ)。

※2003.04.15廃車

M6 最後まで、急行型らしく・・・ Mc137+M'860+Tc203 1969.06.25 新製 東急車輛→津田沼
1972.07.15 転属 幕張
1982.11.10 転属 新潟
1986.11.01 転属 上沼垂
履歴はM5と同じ。M6編成の洗面所は見付け向上させただけの湯水混合タイプ、座席が背面テーブル装備なだけに、中途半端な印象を受ける。
α

Mc129+M'852+Tc194

前身はディズニーランドへの輸送を目的として1990年に改造された「シャトル舞浜」。それを1995年、新潟に転用。そして1996年7月に「α」として再デビューし、臨時列車に活躍していた。
車体更新車であったが、早々に廃車となった。室内には窓に向かって跳ね上げ式ベンチシートが並ぶなど、遊び心に溢れた車両であっただけに惜しい・・・。もっと新潟の観光活性化に役立てて欲しかった(新潟〜村上や水上〜長岡などに観光列車を・・・)。

写真はディスティネーションやまなしのキャンペーンで中央東線で運用されていた時のもの(2000年夏)

■改造

M編成

PS23の取り付け部分(M2のモハ164-64)
避雷器が車体中央寄りに移されているのがわかる。

まずは、M編成の改造内容
・更新工事とATS-Pの設置(首都圏への乗り入れ対応)
・ボックスシートを撤去し、グリーン車用リクライニングシートを設置(Mc、Tc24脚、M'26脚)
・荷棚を読書灯付きに変更(M2は未改造)
・横引カーテンの設置
・M'後位側にミニロビーを設置(3位側に自販機、4位側に2人分のバケットシート)と合わせ便洗面所の撤去
・外部塗装を白地に窓周りが灰色、窓下に黄色と黄緑の帯に変更
・洗面所を温度調節可能なタイプに変更(M2,6を除く)
・Tcは前位の出入り台と客室の間の窓を撤去
が共通の改造です。
知らない間にドア横にこんなシールも M6の車内。他の編成もほぼ同様
あったはずの自販機もいつのまにか撤去され・・・ 左写真の向かいにあるミニロビー(モハ164)
MM6編成の洗面所は他編成のようにダイヤルによる温度調節型ではなく、湯水混合型 M4編成。99年夏<ムーンライトえちご>に乗車した際、左側写真のような座席に変更されていた。リクライニング角が大きくなっており、背面テーブルの取り付け、モケットの交換(腰の部分が黒になった。他の柄は変わらず)などが行われており、若干のグレードアップが図られている。

表紙>165系上沼垂区